ニュースレターは、お客様との関係を深めるのに効果的な販促ツールです。
販促ツールと言っても、チラシやダイレクトメール(DM)とは違います。
単に自社の商品やサービスを紹介するものではありません。
紙面に載せるのは、暮らしに関する情報、まちの情報、店員・社員のプライベートな事柄など、直接セールスに結びつかないような話題が中心です。
第一の目的は、まずお客様に紙面を読んでもらうこと。
そこからお店・会社に関心を持ってもらう。
一見遠回りな方法のように思えますが、セールスの臭いが薄いので紙面への注目度が高く、お店・会社に親近感を持ってもらいやすいのです。
● リピーター獲得に絶大な効果
売上げを伸ばす上で、リピーターの存在を無視することはできません。
いや、むしろリピーターがいなければ売上げを伸ばすことは不可能でしょう。
業種によって多少の違いはありますが、お客様に繰り返し利用してもらうことが成功のカギであることは間違いありません。
もし、家の近くに同じような価格・サービスのお店があった場合、お客様は何を基準にお店を選ぶでしょうか?
その大きな決め手となるのが「親近感」です。
常にお客様との繋がりを保ち、顔の見える店であることがリピーターを確保する上で重要です。
お客様になった人たちにニュースレターを定期的に配布することは、顔の見える店であり続けるための1つの方法なのです。
● チラシ・DMを超える訴求力
チラシやDMを使った販促活動は、売上げを伸ばすために欠かせません。
新しいサービスや特売価格の商品は、宣伝活動をしないと伝わりません。
しかし、チラシやDMのほとんどは、見られずにゴミとして処分されるのが現実です。
ニュースレターの場合はどうでしょう?
広告ではないため、お客様が特定の商品やサービスを求めてアプローチしてくることは少ないでしょう。
でも、チラシやDMのようにゴミとしてすぐに捨てられる可能性が低いのは事実です。
来店されたお客様、営業先のお客様に直接渡す。
記事を読むことから、お店・会社に親しみを抱いてもらう。
即効性はありませんが、そこから生まれる可能性は無限大です。
● ウェブサイトにはない魅力
最近はウェブを利用した販促活動が盛んです。
お店・会社が独自のウェブサイトを持つことは、もはや当たり前になりつつあります。
中には、ブログを使って日々新しい情報を発信しているところもあります。
掲載できる情報量の多さ、コストの安さ、手軽さ、そして多くの人に向けて発信できるという点で、紙媒体では到底太刀打ちできません。
しかし、そこには重大な問題があります。
それは、ウェブは「プル型」メディアであるということです。
相手が情報を「引き出す(プル)」ことをしない限り、情報を伝えられないのです。
ウェブサイトを開いているということをお客様伝えても、実際に見てもらえる可能性は高くないでしょう。
逆にニュースレターは「プッシュ型」メディア。
渡すことができるお客様の数は限られますが、かなりの確率で見てもらうことができます。
ニュースレターは、大きな可能性を秘めた販促ツールです。
しかし、いざニュースレターを導入しようと思っても、そこには大きな問題が立ちはざかっています。
それは、時間と手間が掛かるということ。
もちろんコストもネックになってきます。
これらの課題をクリアできれば、ニュースレターは魅力に溢れる販促ツールだと言うことができるでしょう。